医療法人医誠会 医誠会病院 耳鼻咽喉科

めまいと耳鳴り1 『めまいって何?』|コラム

Q.めまいって色々な種類があるのでしょうか?
A.めまいは「自己が静止しているにもかかわらず、周囲あるいは身体が動く、回ると感じる感覚」と定義されており、空間識の異常とも表現されます。
めまいの種類ですが、 の四つに分けられます。それぞれによって原因が違ってきます。めまいを訴える患者さんは耳鼻咽喉科だけでなく神経内科、循環内科、脳神経外科にもおられますので、それらを合わせると、頭痛、腹痛などと同じくらい多い訴えということになります。
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Q.何が原因でめまいが起こってきますか?
A.身体のバランスをとる部位に障害が起こると、めまいとして自覚されます。身体のバランスは、内耳の三半規管、眼、足の知覚装置がセンサーとなり、脳で統合されて維持されています。この中で、内耳と脳の小脳という場所に何らかの異常を来たしてめまいが起こる場合が殆どです。このような場所に異常を来たす原因として、血流調節がうまくいかない、炎症が起こる、アレルギー反応が起こるといったことがあります。
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Q.めまいを起こす病気にはどんなものがありますか?
A.めまいをきたす疾患には、内耳に障害を起こす病気と脳(特に小脳)に障害を起こす病気とがあります。内耳からのめまいでは、「メニエール病」と「良性発作性頭位性めまい」が多い。メニエール病の症状として、回転性めまい発作を反復する、難聴、耳閉感、耳鳴が随伴する、といったことが特徴です。「良性発作性頭位性めまい」では、寝たり起きたりするような頭の位置の変化によってめまいが誘発されます(誘発性めまい)。メニエール病のめまいと異なり、めまいを感じている時間は数分―数十秒と短いのが特徴です。また、難聴や耳鳴といった症状はありません。
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Q.重症になる場合もありますか?
A.身体の平衡を調整する脳のセンターが小脳という場所にありますが、ここに出血や血管の閉塞(梗塞)が起こると、強いめまい、頭痛、嘔吐といった症状が現れます。重篤な場合には、ろれつが回らない、歩けない、意識障害といった中枢神経の症状もでてきます。放っておくと脳の重要な部分が圧迫されて生命に危険を及ぼす場合もあります。内耳からくるめまいであるメニーエル病や良性発作性頭位性めまいでは症状が強くとも命に別状はありませんので、小脳から起こるめまいとの区別が重要になってきます。めまいと共に神経症状がある時はCT,MRIなどの検査で小脳に出血や梗塞がないか調べておくことが大切です。
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