アレルギ―性鼻炎とは、ご存知のように花粉やハウスダスト・ダニなどの異物(抗原・アレルゲンといいます)が鼻の粘膜につくことによって起きる発作性のくしゃみ・鼻水・鼻づまりのことです。
(1)内服薬や点鼻薬で、たちの悪いヒスタミンを出にくくしたり、すでに出ているヒスタミンをブロックする方法
市販の点鼻薬は血管収縮剤が入っており、効果は早いのですが、すぐに効果が無くなりリバウンドと呼ばれる粘膜肥厚が起きます。これを繰り返していると、肥厚性鼻炎になってしまい、慢性的な鼻づまりになります。ご注意ください。
- 治療のコツ
- 1) お薬は根気強く使いましょう!
病院で処方される薬剤は、即効性にやや欠けますが、長期的に見るととても優れたものです。最低、一週間はお使いください。それでも効果が少ない時には処方を変更してその患者さんに最も合った薬を一緒に探すお手伝いを致します。
- 2) 点鼻薬をうまく使いましょう!
内服薬を長期に服用したくない方、妊娠中で内服をしたくない方などは、鼻の粘膜局所投与する点鼻薬をうまく使いましょう。うまく使えば、内服薬以上の効果を上げます。
- "予防投与"って ご存知ですか?
- 例えば、スギの花粉は毎年1月下旬から飛散が始まります。2月中旬ぐらいの飛散のピーク頃になってから、鼻水・くしゃみなどの症状がつらいからと内服薬や点鼻薬などの治療をあわてて開始しても、体内に大量に放出されたヒスタミンの作用は、なかなか抑えられませんね。そこで、病院で自分が何に対するアレルギーかを調べて、花粉症などの季節性のアレルギーであるとわかったら、その飛散時期の少し前から内服を開始するのです。そうすれば、飛散が始まってもヒスタミンは完全にブロックされていますから、症状はかなり楽になるのです。これを予防投与といいます。
(2) レーザー治療
当センターではアレルギー性鼻炎の方、花粉症などの方にレーザー治療をお勧めしています。鼻の中を麻酔してからレーザーで鼻の粘膜を焼灼(焼く)する簡単な方法(手術)で30〜40分で終わります。日帰り手術となり、半日入院で行なっています。
アレルギー性鼻炎は、現代病と呼ばれるものの一つで、かなりの人々がその症状に苦しんでおられます。正しい知識を持って、うまく治療していきましょう。